SORACOM Summary

SORACOM Summary は、ソラコム株式会社の提供する回線サービスSORACOMの使用状況をWeb APIを用いてスクレイピングし、 取得した使用状況をSORACOM Harvestにアップロードすることにより可視化するツールです。

インストール

$ gem install soracom_summary

ライブラリ及びsoracom_summaryコマンドがインストールされます。

使用方法

ユーザー認証情報の設定

環境変数にSAMユーザーの認証キーIDと認証キーシークレットを設定します。 SAMユーザーの説明はこちら https://dev.soracom.io/jp/start/sam/

$ export SORACOM_AUTH_KEY_ID='keyId-XXXX'
$ export SORACOM_AUTH_KEY='secret-XXXX'

SAMユーザーには、以下の権限が必要です。上記ドキュメントを参照して、権限を設定します。

  • Subscriber:listSubscribers
  • Subscriber:listSessionEvents
  • Log:getLogs
  • Billing:exportBilling
  • Stats:exportAirStats

デバイス認証情報の設定

環境変数にHarvestにアップロードするためのSORACOM InventoryのデバイスIDとデバイスシークレットを設定します。 デバイスIDとデバイスシークレットについての説明はこちら https://dev.soracom.io/jp/start/inventory_harvest_with_keys/

集計情報用(必須)

$ export SORACOM_SUMMARY_DEVICE_ID='d-XXXX'
$ export SORACOM_SUMMARY_DEVICE_SECRET='XXXX'

セッション情報の分布用(オプション)

$ export SORACOM_SESSION_DEVICE_ID='d-XXXX'
$ export SORACOM_SESSION_DEVICE_SECRET='XXXX'

請求情報の分布用(オプション)

$ export SORACOM_BILLING_DEVICE_ID='d-XXXX'
$ export SORACOM_BILLING_DEVICE_SECRET='XXXX'

通信量の分布用(オプション)

$ export SORACOM_TRAFFIC_DEVICE_ID='d-XXXX'
$ export SORACOM_TRAFFIC_DEVICE_SECRET='XXXX'

使用方法

以下のコマンドを実行すると1日前の集計をします

$ soracom_summary

セッション情報を取得するには時間がかかるため、--sessionオプションで明示的に指定する必要があります

$ soracom_summary --session

指定したタグごとにSIMの枚数を集計する場合、--tagオプションを使用します

$ soracom_summary --tag environment

過去にさかのぼって集計する場合、--from、--toオプションを使用します

$ soracom_summary --from 2019-11-22 --to 2019-11-24

実行後、データはSORACOM Harvestにアップロードされ、SORACOM Lagoonにて可視化することが出来ます。

Lagoonでの可視化は以下を参照して設定します。 https://dev.soracom.io/jp/start/lagoon-panel/