sys_logger

Loggerクラスと互換性を持ったSyslogモジュールラッパ。 各インスタンス毎に任意のfacilityを設定することが出来ます。

インストール

bundlerを利用する場合

Gemfileに以下の記述を追加して、bundle install を実行してください。

gem 'sys_logger'

bundlerを利用しない場合

以下のコマンドを実行してください。

gem install sys_logger

使用例

基本的な利用方法

設定をしない場合facilityはSyslog.openメソッドSyslogがオープンされた際に指定された値となります。

logger = SysLogger.new
logger.info('INFO MESSAGE!!')

facilityを設定する

ロガーインスタンスに対してfacilityを設定することができます。

local1_logger = SysLogger.new
local1_logger.facility = SysLogger::LOG_LOCAL1
local1_logger.info('INFO MESSAGE!!')

mail_logger = SysLogger.new
mail_logger.facility = SysLogger::LOG_MAIL
mail_logger.info('MAIL MESSAGE!!')

プログラム名を設定する

ログメッセージと一緒に記録するプログラム名を任意に設定することができます。 この値は、Syslog.identとは関係なく、ログメッセージの前に「: 」区切りで記録されます。

logger = SysLogger.new
logger.progname = "logger.rb"
logger.info('INFO MESSAGE!!') # 例:) Jan  1 01:01:01 irb[1000]: logger.rb: INFO MESSAGE!!

syslogの設定をする

Syslogモジュールに存在するメソッドは、SysLoggerでも同じように呼び出すことが出来ます。 内部的にはSyslogモジュールに移譲しているだけなので、どちらで呼び出しても同じです。

例)ident, facility, optionsを設定する場合

# 以下の2つは同じ結果となる
SysLogger.reopen('foo', SysLogger::LOG_MAIL, SysLogger::LOG_PERROR || SysLogger::LOG_PID)
Syslog.reopen('foo', Syslog::LOG_MAIL, Syslog::LOG_PERROR || Syslog::LOG_PID)

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